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子どもの哲学の時間がどう進んでいくのか。ざっくりと説明します!

輪になって座ります

まず、全員で輪になって座ります。日本の学校では、机をどけて、イスだけで輪を作ってみましょう。輪をつくることで、お互いの様子を確認しながら話すことができるのです。また、みんなが平等に対話に参加できることを「輪」が表現しています。

みんなで問いを選びます

大切なのは子どもたちが問いを立て、先生が一方的に決めてしまわないことです。日頃から感じている疑問を全員で黒板に書き出して、一人一票の投票で問いを決めます。選ばれなかった問いも、次の時間に選ばれるかもしれないとコメントしておくのもいいでしょう。

コミュニティボールを使って対話

問いが決まったら、対話スタートです。コミュニティボールを持っている人が話し始めます。場合によっては、話し合いのルールを明示する「マジックワード」やより深いところまで探求するための「哲学者の道具箱」を使って対話を進めていきます。もちろん、先生もボールを持っていないときには話せません。

最後にふり返り

対話の最後にみんなでその日の対話を評価します。先生はいくつかの質問を投げかけます。「あなたは今日の対話に参加できましたか?」「この話し合いは興味深いものでしたか?」「対話は深まったと思いますか?」……etc そのそれぞれに全員で自分の思う評価を、親指を上げる/横にする/下げることで表現してもらいます。もちろん、親指が上がっていれば「とても」横になっていれば「まあまあ」下がっていれば「あんまり」ということです。時間があるのなら、その後にp4cジャーナルを使って、その日の感想を書いてもらいましょう。